愛知県司法書士会は、令和６年１１月２７日に春日井市との間で「春日井市空き家等対策に関する連携協定」を締結しました。
本協定は、春日井市と当会が、相互に連携し、空き家等対策に取り組むことで、空き家等の発生の未然防止、管理の適正化、流通・有効活用を促進することにより、市民の安全・安心な生活環境を確保することを目的としています。
空き家の半数以上が相続を契機に発生しているとされており、相続登記手続が未了のまま、長期間放置されているものも少なくありません。その結果、所有者の特定が困難となったり、放置状態が長引くことで更に管理状態が悪化し、周辺に悪影響を及ぼすことがあります。こうした事態を防ぐためにも相続が発生した場合には相続登記手続を適切に行うことが必要になります。
司法書士は相続登記や裁判所提出書類の作成についての専門家であり、今後、その専門性を活かし、空き家等の所有者や関係者などから相談に応じたり、住宅を空き家としない意識の醸成のためのセミナー等への講師派遣など空き家等の発生を抑止する対策などについて、春日井市と連携・協力して取り組んでまいります。

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